網膜色素変性

・網膜視細胞の中でも特に杆体が進行性に変性する疾患の総称です。一般に多くが20歳代までに夜盲、求心性視野狭窄等が発症し、視力低下も徐々に進行します。眼科では効果的な治療方法はなく、経過観察とされるケースが多いです。白内障、緑内障、黄斑浮腫等の合併が多く、網膜への色素沈着、視神経の萎縮、網膜動脈の狭窄もみられます。

・当院での網膜色素変性への鍼治療は15年以上、200名を超える実績があり、眼科医主催の研究会等で統計症例報告を行っています。

・適切な針治療を行うことで、視力や視野では一定度の改善が得られたり、進行を大幅に遅らせることが可能です。また過労やストレスから心身を消耗させないことも大切です。様々な年齢層や、残存する視機能の状況に合わせた針治療、日常生活上の指導を行いますのでご相談下さい。

 

2019年06月04日