緑内障
・緑内障とは高眼圧などにより眼底の視神経乳頭部での変化や、中心性もしくは水平性に視野の欠損が起こる病気です。緑内障は開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障、続発緑内障、発達緑内障、小児の続発緑内障に分けられ、正常眼圧緑内障を含めた開放隅角緑内障が最も多くの方で発症しています。
・当院での緑内障への鍼治療は20年以上、200名を超える実績があり、眼科医主催の研究会等で統計症例報告を行っています。
・千秋針灸院では緑内障性視野障害について、眼科での視野検査結果のMD値などからトレンド解析を行い、中長期の視野の状態を客観的に評価しています。この結果、針治療を開始してからの進行が抑制されたり、半数程度の患者さんでは改善さえ見られることが分かりました。眼圧を下げる点眼薬に加えて、針治療を導入することにより、長期的な視野障害の進行が抑制されることが期待できます。