弱視
・視力は通常6才頃までに完成されますが、目自体には異常が無いのに何かの理由により視機能が発達せず、視力や両眼視機能障害を起こすことが弱視と呼ばれます。視能訓練等で改善を目指しますが、眼科医学では概ね9才頃までが限界とされており、この年齢までに十分な視力(矯正視力)等が得られない場合には、生涯に渡って小児期を上回る視力は得られなくなります。
・適切な矯正で視力が上がらない原因不明の弱視については、6歳までなら刺さない小児打鍼法、7歳以降なら出来る限り早期に針治療を試みることをお勧めします。眼科での視能訓練等との併用でより効果が上がり易いですが、後に難病等が判明する場合もあり、こうしたケースでは十分な視力の向上は得られ難いです。眼科医学の常識を超えて、10代~20代の患者さんの弱視が大きく改善したケースもあります。また片眼のみの弱視については改善する可能性が高い傾向です。