視神経疾患全般
視神経炎
・急性の視力・視野障害として発症する疾患で、1ヶ月程度で70%の症例は視力1.0以上へ回復し、6ヶ月以内に完全に回復することも多いのですが、ステロイドの減量と共に悪化し再発を繰り返したり、再発する可能性もあります。回復が順調でない場合には、ご相談下さい。
虚血性視神経炎 遺伝性視神経症 中毒性視神経症 外傷性視神経症 圧迫性・浸潤性視神経症 多発性硬化症(MS) 視神経萎縮
・視神経疾患への針治療は眼科治療との併用が有効な疾患で、視神経炎では視力や視野が良好になりステロイド治療からの離脱が早く、治癒までの期間が短くなる傾向です。視神経萎縮等で難治の状況でも、比較的早期であれば改善が得られる症例もあり、全ての状況に対して有効とは言えませんが、進行を抑制したり回復を促すなど、私も注目している分野です。